‐未来への扉‐ 講師養成講座を受講して 田中敦子
数年前、「おもてなし講座」の扉を開けると、古を巡る旅が始まりました。
この国の滋味あふれる魂、崇高な美意識、不屈の情熱を古人から教えられ、心が耕されていくような充実感がありました。
そしてその先に、講師という役割が。
その扉は古ではなく、私の未来へと開かれていたのです。
「講師養成講座」の受講によって、私の中で講師の在り方が鮮明になっていきました。
教えるのではなく「気づき」のお手伝いを
講座は一方通行ではなく、双方向。答えは会話によって人の数だけ生まれる。それらを共有し、悦びあって共に成長していく。
なんと創造的で発展的な学びの場なのでしょうか。わくわくしてきました。
講座に求められているのは、まさに「茶事」の有りようでした。そこは「一座建立」の空間なのだと実感しました。
社会貢献というお役目
「茶道人口が減少し自国を愛する心が薄れていくような現状にあり、その裾野を広げる講師の活動は、社会への貢献です」。久保比登美先生の言葉は、私のこれからの人生へのエールのように響きました。深く感謝いたします。
学べば学ぶほどに道は遠くなります。
きっとこの講師の在り方が背中を押してくれるでしょう。受講生のみなさまと共に一歩一歩進んで参ります。豊潤なる未来へと。
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